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マイケル・アンジェロ・ベティオ (Michael Angelo Batio, 1956年2月23日 - ) は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のインストゥルメンタル・ロック/ヘヴィメタルギタリスト兼コラムニストである。ノースイースタン・イリノイ大学にて音楽理論と作曲理論を聴講し、学士号を得ている。''Guitar One Magazine''誌は、彼を全世代でNo.1の最も速い速弾きギタリストに選んだ。ちなみにNo.2はクリス・インペリテリで、リストにはポール・ギルバート、ジョン・ペトルーシ、イングヴェイ・マルムスティーンらが続く。 タッピングでコードを弾き、左右の手を組み合わせて一人でツインギターばりのサウンドを奏でるなど、非常に独創的なパフォーマンスでも知られる。 陽気な性格で、ジミー・ペイジ、エドワード・ヴァン・ヘイレン、カルロス・サンタナ等の真似をしている動画があるが、どれも彼のユーモアが浮き出ている。 インターネット上では日本では"アンジェロ(先生)"、英語圏では名前の頭文字をそれぞれ取って"MAB"と呼ばれている。 ==経歴== マイケルは自身のキャリアを、ボーカリストであるトミー・ホランド(Tomy Holland)のバンド、ホランド(Holland)から始めた。彼らがアトランティック・レコードから出したアルバム''Little Monsters''は、1980年代半ばに良い評価を得た。彼はその後、ジム・ジレットのソロアルバムProud to Be Loudに参加した。続いて、二人のメタル・スター、ベーシストのT.J.レーサー(T.J. Racer)とドラマーのボビー・ロック(Boby Rock)とメタルバンドナイトロ(Nitro)を結成し、2枚のアルバムをリリースしている。ナイトロは、MTVで放送された彼らの曲、例えば''Freight Train''の音楽ビデオも撮影している。正当な評価を得られないまま解散に至ったが、元メンバーとは現在も友好関係がある。 マイケルは10歳のころからギターを弾いており、弾き始めて2年経つうちに彼の先生よりもずっと速く速弾きできるようになっていた。彼は左利きだが、右利きのごとく演奏する。彼はギタークリニックにて、2本のギターを──シンクロさせるか、または別々のハーモニーで──同時に演奏する両手弾きを自ら習得した。彼はクアッド・ギター(4ネックギター)の発明と、そのまともな演奏とをまさしく最初に行った人物でもある。しかし、このギターはテキサスのエル・パソでナイトロのショーを行っている間に盗まれてしまい、組み立てに必要な4つのパーツのうち2つしかなく、ずっと修理されないままとなっている。これが、長い間クアッド・ギターで演奏できていない理由である。しかし、最近ディーンギターが新しいクアッド・ギターをマイケルのために製作した。ダブル・ギターは彼の別の発明品のひとつであり、ライブでは普通に使うが、スタジオレコーディングでは使わない。また別の彼の発明品はストリングダンパーの一種で(具体的には"The MAB String Dampener")、ナットの裏に装着でき、演奏中にそれが動作する位置へ反転させる、ギターの付属品である。ストリングダンパーはギターの弦からの不要な唸りとノイズをなくし、不要な音を出さずにレガートとタッピングをプレイヤーがやりやすくする。彼はそのピアノ的テクニックにおいても注目に値し、ネックの周りで手の向きを反転させ、他のギター演奏者のような下方向からではなく、上方向から弦へアプローチする。 マイケルはディーンギター社と長い間関係があり、ディーンのギターの宣伝を行ったり、ディーンが後援している世界中のギタークリニックで彼の技術を指導したりしている。彼は''Speed Lives''、''Speed Kills''と題した二つの有名な教則DVDをリリースしている。その一つは、彼と同類のギタリスト達へ彼の曲の演奏方法を伝授することを意図していたが、先述の奏法は教授するにはハードルが高いため、有用といえるかは意見が分かれる。 その他にも、ディーンギターのWEBサイトで見られるダブル・ギターのソロ演奏を主な内容としたDVDもリリースしている。それはマイケルのバンドによるディープ・パープルの''Smoke on the Water''、ジミ・ヘンドリックスの''Purple Haze''、オジー・オズボーンの''Crazy Train''のトリビュート・カバーである。 マイケルは彼の公式ウェブサイトで次のように語った。「私は左利きなので、右手またはピッキングに使う手が、全体的に見て私の演奏で最も弱い点だ。私はタッピングを練習するのと同時にオルタネイトピッキングをマスターすべく、10代前半に2年間練習したんだ。基本的には、右手の強化のためには何でもやった。生粋のレガートプレイヤーとなることに私は取りかかったんだ。君は今まで知らなかったろう。私は自分の弱点である2つの領域、オルタネイトピッキングとタッピングに集中し、それらを完璧にものにしたんだ。私は、君に欠けているものを練習するのは絶対に正しいと信じている。君が苦労したテクニックをマスターした暁には、君の演奏の他の領域も劇的に改善されるよ。」 マイケルはギタリストのトム・モレロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、オーディオスレイヴ)から大学に居た頃教えを受けた。彼は2005年のGuitar World Magazine誌の記事で、トムに教えを受けたことで彼をクレジットした。 マイケルは現在、コラム"Time To Burn"をGuitar World Magazine誌に月一回掲載している。 マイケルには2007年6月発売予定のディーンの6弦シグネチャーモデルがあり、またシグネチャーモデルのオーバードライブペダルをデンマークのT-Rexから発売した(T-Rex内ページ(ページ削除済) を参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マイケル・アンジェロ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Michael Angelo Batio 」があります。 スポンサード リンク
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